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2005/09/10

100%はあり得ない

 会社で何かのプロジェクトを進める際、関係者を集めて議論を行うことがある。このとき、当然自分も議題について事前に考えそれなりの結論を持って臨むのだが、自分も含めて誰か一人の意見が通るということはまず無い。最終的な結論の中で、自分の考えが100%反映されるというのは極めて稀なことである。

 これは非常に健全なことだと言える。仮に誰か一人の意見が100%反映されるのであれば、それは参加者が無能であるか、その議題に対して無関心であるか、独裁者が支配しているか、或いはその議論自体がそれ程の意味を持たないか、であろう。

 仮に自分の考えを100%反映させた方が結果が良かったとしても、それは結果論である。議論の時点において最も良い選択と判断したのならそれは仕方が無い。蒸し返して騒ぐのは愚かな事だ。議論の時点で、説得できない自分も悪いのである。

 そう考えると、大勢が関わった案件は自分の考えとの整合性が60%もあれば十分、と思われる。勿論100%が望ましいし時には80%とか90%もあるだろうが、基本的にはそのような考えで行くべきだと思うのである。そうでないと現実に物事は動いていかないし、物事が動かないというのは最も避けるべきことだからである。

 そしてこのことは政治についても言えるのではないか。ひとつの政策だけをとっても様々な考えがあるのが現実である。理解不足や意図的な情報操作もあったりはするが、大体はひとつの考え方にも賛成できる部分と出来ない部分が混在しているものだ。そうすると、あとはどこまで折り合えるか、である。

 何が重要かは人それぞれ違うだろう。しかし、一番大切なのは自分がどう折り合うかだ。明日は衆議院選挙である。どの党に投票しても同じなどということは決して無い。各党の政策をよく見て、自分がどの政党・候補者と折り合えるのかをよく考えて投票して欲しい。

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