2006/04/22

ギャオ営業赤字40億円、無料ネット放送苦戦

リンク: FujiSankei Business i. 産業/ギャオ 営業赤字40億円 USEN06年2月中間 無料ネット放送苦戦(2006/4/22).

ギャオ 営業赤字40億円 USEN06年2月中間 無料ネット放送苦戦


 視聴者数が九百万人に達したUSENの無料ネット放送「ギャオ」が、収益的には苦戦している。

 USENが二十一日に発表した二〇〇六年二月中間決算によると、ギャオの売上高は約六億五千万円に対し、営業赤字は四十億円強だった。同日、東京都港区のホテルオークラ東京で記者会見した宇野康秀社長は、広告売り上げ増とともにコスト削減により、早期の黒字化を強調したが、当面は綱渡りの運営が続きそうだ。

 ギャオは昨年四月にサービス開始。一般的には有料配信されている映画などの有料コンテンツを広告モデルにより無料配信したほか、有名タレントなどを起用した自社製作のドラマなどオリジナル番組を充実させた結果、五月には当初の想定より半年早く視聴登録者数が一千万人に達する予定だ。

 広告収入も伸びてはいるが、受注した広告が売り上げに計上されるまでに三カ月程度必要な状況。これに加え、予想以上の視聴者増に配信システムの増強コストが増加。オリジナル番組の制作が順調に進んだ結果、製作コストが当初予想を上回り、ギャオの営業赤字幅は当初予想を二十五億円上回った。

 USENでは光ファイバー回線事業も今中間期に約二十五億円(前年同期は約四十四億円の赤字)の営業赤字を計上。既存の有線放送事業は堅調だったが、連結売上高が前年同期比15・2%増の八百十五億八千万円に対して、営業黒字は90・8%減の四億円にとどまった。

 ギャオについては今後、登録者のうち、約四割程度にとどまっている実際の視聴者を増やすほか、インターネットならではの男女別や地域別などの属性を絞った広告を強化して広告収入増を図る予定。一方、番組制作コストは現状水準を維持することで早期の黒字化を目指す。

 通期の業績予想については、ギャオの売り上げが当初予想に比べて大幅に少ない見通しなどのため売上高が当初予想に比べ百億円少ない前期比10・2%増の千七百億円、営業利益は予想より七十億円少ない47・5%減の五十億円の見通しだ。

 宇野社長は、今後ライブドアを連結化する可能性も示唆しつつ、数年内に売上高五千億円企業を目指す方針を明らかにしたが、その道のりは険しそうだ。

 私も登録した。だけど見てない。見てる暇が無いから。「無料」というのは確かに敷居は低いけど、実際に利用するにはまた別の敷居がある。私みたいに暇の無い人に見せようとするなら、「わざわざ時間を作る気にさせる」ようなシステム構築とコンテンツ発信をお願いしたい。

 ただ、今回こんな報道が出るくらいだから、頼みの綱の広告収入も期待は出来なくなるのではないか。ビジネスモデルとしては悪くないようにも思えるが、今回もし失敗したら後に続く者も出なくなる。売上の部分で、もう一つ二つ工夫が欲しいところだろう。

 結構盲点なのは、「映像を見るのは時間がかかる」という点。小さな子供を持つ親なら、誕生に合わせてビデオカメラを買いバシバシ録画したものの、貯まっていくビデオテープをいつ見るのかと考え込む経験があるのではないか。全部確認しようと思ったら何十時間もかかるんだもん。それで結局デジカメばかり使うようになったり。画像なら一気に多くの枚数を見ることが可能だから。

 ということは、その部分を解決してあげるような何かにチャンスはあるとも思える。例えば、昔の連続ドラマやアニメの総集編をオリジナルで作る、なんてことをするのはどうだろう。半年とか1年分を全てオリジナルの尺で見るのはかなり根気のいる作業だからだ。それが1時間とか2時間とかの長さでオイシイところだけを取り出しつつ全体がわかるように構成してあれば、ひとつの魅力的な商品になると思う。

 ちょっと前からコンビニでは350円ぐらいの再編集マンガが売られている。あの感覚を出せば良いのではないか。例えばガンダムなら「アムロ編」「シャア編」とか。「マ・クベ編」とか映画で切られまくってるエピソードを導入したり。ドラマでも「タイトルは知ってるけど見たこと無い」系のものなんて、結構手が出ると思うよ。

 ただし注意すべきは、この作業には結構センスが要求される点。ネットの利点を最大限に利用してどう編集するかの意見を集約し、ギャオ側が反映するようなことができればいいけどね。


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