2007/11/17

<書評>BLUE DRAGONラルΩグラド

 嫁さんが全4巻まとめて買ってきました。「BLUE DRAGONラルΩグラド」(原作・鷹野常雄、漫画・小畑健)。Xbox 360用ゲームソフト『BLUE DRAGON』の漫画化作品ですが、画はあの「デスノート」の小畑健さんです。

世界にはカゲと呼ばれる存在がはびこり、滅亡の危機に立たされていた。カゲのリーダーである闇女王(オプスキュリア)のビラが、カゲの本来の世界である「闇の世界(ノワール)」を壊し、人間たちが暮らす光の世界を侵食したのである。カゲたちは人間などの光の世界の生物に宿り、ビラとその手下は光の世界の支配を目論んでいた。

カゲに襲われた城は、ほとんど対抗する事ができなかった。そしてカゲに詳しいミオの進言に基づき、光の届かない城の地下に封じられたカゲ、ブルードラゴンを開放する。開放されたドラゴン・グラドと、グラドを宿す王子・ラルは牢を出て早速、城をカゲから救う。グラドはビラに反抗して闇の世界の復活を願っているので人間に味方したのだ。

ラルとグラドは、城の守りを味方のカゲを宿したマレロに任せ、ミオとアイア&クルクルを連れて、ビラを倒すための旅に出る。

 少なくともTVアニメの100倍は面白いです。ただ、ちょっとストーリーや登場人物の心理描写が薄っぺら過ぎですかね。画に救われてますけど。

 やや展開が急ぎすぎな感じはありますが、打ち切られたからかも知れません。あと、4巻の最後に載っていたもうひとつの最終回。絶対そっちの方が良いです。なので、編集が大馬鹿野郎だった可能性も有ります。

 それにしても小畑健さんの画はいいですね。特に本作品は巨乳揃いでたまりません。あと、巻末の広告で「サイボーグじいちゃんG」が小畑作品として載ってましたけど、あれも女の子がかわいかったなあ(サイボーグばあちゃんQだけど...)。


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2007/11/10

新訳Ζガンダム

 スカパーで録画した、所謂「新訳Ζガンダム」を見ました。TVシリーズの放映をリアルタイムで見てから20年以上、再放送やビデオ・DVDなども全く見ていなかったのでかなり新鮮でした。

 私はモロに、最初のガンダム直撃世代なので(映画1作目は映画館へ並んで見に行きました)、20年前のTV初放送時、特に放送直前の期待感を覚えています。予告CMとか主題歌とか、煽られました。それで、いざ始まったら、「何か違う」という感触...それは最終回まで変わりませんでした。正直、そんなに面白くなかったんですね。

 でもそれは実は最初のガンダムでもTVシリーズでは感じられたことで、まあ1年を通して放送するアニメでは中だるみは避けられないのかな、という感じで、だから「Ζガンダム」が好きか嫌いかと言われればもちろん好きですし、「新訳Ζガンダム」も期待して観ました。

 それで、私はTVシリーズの時から「何故シロッコをもっと善人に描かないのか」と思ってたんですが、今回もそれを強く感じました。シロッコを「個人の欲ではなく、崇高な理想のために動く男」とし、「ひょっとしたらシャアの方が間違っているのでは?」と観る人に思わせるぐらいにした方が良かったと思ったのです。女性も「利用している」のではなく「本当にそう思っている」無類の博愛主義者。であれば、サラやレコアの行動も説明がつくというものです。

 「崇高な理想のために動く」シロッコ。同じく自らの理想のために動くシャア。もちろんハマーンも同じく。現実の世界にはステレオタイプな悪役はいませんが、Ζガンダムにそれを持ち込んで欲しかったです。ジャミトフやバスクのようなタイプはラストまでに退場させ、旧態然としたステレオタイプな悪役を「重力に魂を引かれた人」に重ねて排除してしまえば良かったのにと。だから、シロッコもハマーンも、変な小悪党みたいな描写(口元を歪めた笑いとか)は出さなくて良かったんじゃないかなあ。

 ・・・などと考えながら最後まで来て、愕然としました。カミーユが・・・壊れない???このような考えによるものみたいですが、それにしても...(シャア、シロッコ、ハマーンの)それぞれに退かない、すなわち根拠のある主張のぶつかりの中で、触れ合ってきた人々が次々に死にゆく戦場の中で、ニュータイプとして覚醒し過ぎた少年の自我は耐え切れず崩壊してしまう...というのは物凄く説得力のあるラストだったんですが...


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2007/09/24

不二子ちゃん

リンク: 大胆MAPSP人気アニメキャラ声優BEST50.

 ランキングがどうこうっていうのは無いんですが、15位の増山江威子さん(峰不二子他)がTV初登場ってのは本当でしょうか?すんごい昔にワイドショーで出たのを見た記憶があるんですが。そのときは「バカボンのママ」の声で登場して、「うわー微妙...」と思ったような気が。それとも、顔は出さなかったのか?いや、見たような...

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2007/07/08

<書評>Monster

 古本屋で18巻セットが3,500円だったので買ってしまい、その日のうちに全て読んでしまいました。「Monster」(浦沢直樹・著)。 今更なんですが、初めて最後まで読みました。

人の命を助けるはずのメスが、怪物を産み出すことになろうとは!! 激動のヨーロッパを舞台にした、戦慄のサイコ・サスペンスいよいよ発進。

 浦沢直樹さんの漫画は、やっぱり面白いです。一気読みしてしまいました。正直、「サスペンス」としては物足りないし、「説明不足」な面も否めません。でも、ひとつの「作品」としての完成度が凄いです。普通週刊連載でこれだけ風呂敷を広げまくったら、もお収集がつかないと思うんですが、そこが力量というか。とりあえず「浦沢作品にハズレ無し」ですね...って、そんなこと誰でも知ってますか。

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2007/06/09

悪寒

 ちょっと早めの怪談話、というぐらい寒いお話です。

リンク: 痛いニュース(ノ∀`):「ガンダム00」は西暦2307年戦争根絶のため、4機のガンダム・マイスターたちが活躍するリアルドラマ.

今回の「機動戦士ガンダム00」は、シリーズでは初めて現実と連続した世界を舞台にした。西暦2307年、人類は新たな資源として太陽エネルギーを実用化していたが、20世紀後半のように二大勢力を中心に争いが続いていた。そこに現れた戦争根絶を目指す武装組織「ソレスタル・ビーイング」は、「ガンダム・マイスター」と呼ばれる若者たちが操縦する4機のガンダムを駆使。紛争に介入し、平和を追い求めていく。

 何というか、背筋にぞわぞわと寒気が走ります。結局、この手の人たちは「何故ガンダム(ファーストガンダム、と最近は言うみたいですが」がウケたのかが判っていないのでしょうね。

 思い出して、検索してみました。キーワードは「軍事独裁政権ギガノス」。私がガンダムから続いたサンライズの流れを「見限った」フレーズです。

 検索するまで思い出せませんでしたが、このフレーズは「機甲戦記ドラグナー」でした。

リンク: 機甲戦記ドラグナーとは - はてなダイアリー.

1987年に放映されたサンライズ製ロボットアニメ。

『機動戦士ガンダムZZ』の後番組として放送された本作は、機動戦士ガンダムシリーズが一区切りしたことを受けて、新たなリアルロボット路線の中軸とするため、そして、同社制作のリアルロボットアニメ『機動戦士ガンダム』を1987年当時における出来る限りのリアル設定を盛り込んで描く事を主眼にリニューアルする狙いがあった。

その背景には、「機動戦士ガンダムを現役で視聴したことのないアニメファン層の為に企画し、その設定を再構築しつつ、ガンダムを超える作品に作り上げる」という壮大なコンセプトがあった。しかし、当時既にリアルロボットブームは過ぎ去り、また、メカに対するマニアックな設定がかえって若年の視聴者層を遠ざける形となり、結局は認知度の低い作品となってしまった。

 ZZの後番組だということすら覚えていませんでしたが、新番組の予告で流れる「軍事独裁政権ギガノスが...」という言葉に寒気を覚えたのははっきり記憶しています。それと同じ臭いを、「ガンダム00」からは感じてしまいます。

 『戦争根絶を目指す武装組織「ソレスタル・ビーイング」』って、テロ組織ですか?「崇高な目的のためにはあらゆる手段は正当化される」というのは一昔前の左翼ですが、そんな思想をアニメで語られても困ってしまいます。

 もうガンダムを名乗らないでほしい...その名前が金になる、ということなんでしょうが、どんどん先細りになる現実も判って欲しいものです。

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2007/05/20

アニキ

リンク: グレン団活動報告「ドリル銀河に男の魂ッ!」: 第8話「あばよ、ダチ公」.

さらば熱き男よ!

グレンラガン第一部「完」です。


 アニキがぁぁぁぁぁ...

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2007/04/22

グレンラガン

リンク: 痛いニュース(ノ∀`):【ガイナックス】 グレンラガン第4話の作画がひどすぎて公式ブログ炎上.

 今朝子供と見ていて、「作画が酷いな...」と思ったんですが、私だけじゃなかったんですね。まあでも4話目だし、そろそろ質の悪い話も混じってくるのかなとも思いました。映画になったら削除される回、みたいな。

 面白いんですよ、このアニメ。何か得体の知れないエネルギーが渦巻いていて。いつも「ダイターン3」を思い出すんですけど、こういうメーターの振り切れた感じが私は好きです。

 作画が乱れたと言っても「マクロス」に比べたら問題にならないレベルではあると思うので、来週以降も楽しみに見ます。この前までやってた「メルヘブン」に比べたら全然楽しめますよ。

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2007/04/15

地球へ・・・

 嫁さんが狂喜してます。「地球へ・・・」(原作:竹宮惠子)の放送時間中ずっと...

TBS「地球へ・・・」

 1977年から4年にわたり月刊「マンガ少年」に連載され、1980年には劇場版アニメーションとしても公開され話題を呼んだ竹宮惠子原作のSFマンガ「地球へ…」が新たにテレビアニメーション「地球へ…」として生まれ変わる。
 原作の中で描かれている環境破壊や、コンピューターに依存した管理体制社会は、今や切実さを増し、大きな社会問題となっている。そんな世界で今を生きる若者たちに問う、「正義」とは何か、そして「希望」とは何か!)!)。現代的なビジュアルに生まれ変わった美少年キャラと、最先端の3DCGを駆使した斬新な美術デザインによる、愛と勇気のSF超大作に、乞うご期待!!

 前番組放送中に流れた予告の時点で出来上がってました。私は漫画も劇場版アニメも見た事がないので良くわからないのですが、何か大変な事みたいです。

 昨日が2回目の放送でしたが、もう釘付けでした。勿論録画はしてるんですが、リアルタイムでもガッツリ見てます。「キャラデザインが...」「メカが...」「用語が...」等々、オタクのつぶやきがバシバシ聞こえてきます。

 でもまあ、昔のファンの幻想を壊さないような作りにはなっているみたいですね。あとは、若い人が見てどう思うかでしょう。

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2007/04/07

ツギハギ

 「ブルードラゴン」のアニメを見ました。とりあえず、「これ何て○○○」のオンパレードでした。まあこの放送時間であれば必ず子供と見ると思いますが、ちょっと辛いかなあ。

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2005/06/18

失踪日記を読んで

 吾妻ひでおの「失踪日記」を読んだ。たけくまメモ: 極限漫画の世界.で見て読みたいと思っていたのだが、本屋に行く暇が無くてそのまま忘れていた。それが、今日たまたま行った本屋に売っていたのだ。運命?
 
 これ以前に、吾妻ひでおの作品を最後に(発表された時にリアルタイムで)見たのは確か20年以上前だと思う。すごくマイナーなおたく系雑誌に、「スプーンおばさん」のパロディを描いていた。しかも、始まって2ページくらいでストーリーは破綻、そのページの最後のコマには「私くらい長くやっていると何を書いても内容は同じです」という本音?が書かれていた。衝撃だった。

 その作品を読むまでの吾妻ひでおに対する私の評価は「誰でも知ってる一流漫画家でSFに造詣が深いけどここ何年かの作品にはやる気が感じられない(又は持続しない)」というものだった。しかし、上記作品では、吾妻ひでおは自らの才能が枯渇しつつあることを正直に告白していた(と私には読み取れた)のだ。

 そして、何故私がそれを今でも強烈に覚えているかというと、そういう告白ができる吾妻ひでおという人間の強さに感動したからなのだ。いや違う、それは弱さではないかと言われるかも知れない。しかし、その弱さをさらけ出してしまえる人間、その後も失踪・入院しそれを漫画として発表してしまえる人間、これに私は哀しい強さを感じてしまうのである。

 「失踪日記」も全編に哀しい強さが溢れている。意識的に明るく面白く描いてはいるが、その奥には深い闇とそれに抗う意思がある。傑作である。

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